DAY 373 Pantalones, arroz, especias, cigarrillos…

昨日のうちにパスポートは受け取りは終わった。旅行者としては意外とレアな、これから取得せざるを得ない人が増えていくだろうアメリカビザがちゃんと貼られている。160ドルも払ったので豪華絢爛な仕様かと思いきや普通のシールだった。

今日やるべきことはひとつ、買い物だ。ボゴタに向かうバスの中でビリリと嫌な音がして履いていたズボンの股下が大きく裂けた。唯一のロングパンツであるそれはすでに5回ほどあらゆるところを修理していて明らかに寿命を迎えていたのでもう修理しても無駄だろう。さすがにハーフパンツで冬のニューヨークに降り立つのは嫌だ、買うしかない。

アウトレットが集まっている郊外まで行って手当たり次第に店を覗いていく。本当はLevi’sで買いたかったが値段がやや高めだったのでKENZOのカジュアルラインの店で買うことにする。今履いているハーフパンツもこれからお役御免なので結局2本買ってしまった。

財布の中身を見るとまだ結構な額が残っている。煙草を買い漁るにしてもちょっと多すぎなのでスーパーへ。土産用にコーヒー豆を幾つかカゴに入れ、ニューヨークでも買えるけど高いであろう米、パスタ、スパイス各種もついでにぶち込む。

会計を終えてもまだ財布は重い。そういえば広場でおばちゃんがマフラーを売っていたと思い出して行ってみる。最初から輪っかになったスヌードと呼ばれるそれを特に値引きせずに言い値で買った。北の地で役に立つことを願おう。

ぶら下げた買い物袋はずっしりと重くなり逆に財布はほとんど空になった。準備は完璧か?そんなことはわからない。ただこれだけ一気に買い物して妙に気分がすっきりしたことは確かだ。お買い物中毒な人々の気持ちがちょっとわかる気がする。さて、明日はニューヨークだ。

 

Slow Magic – Let U Go


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