DAY 361 Metal, Japan, and Rain.

昼間から宿のリビングで日本語教室が始まった。端っこのほうでラップトップをいじっていると自己紹介を振られてそのままちょっと参加する。生徒の一人がJoy DivisionのUnknown PleasuresのTシャツを着ていて授業の後にちょっと話した。

彼はメタルバンド(ホロウと言っていたのでMisfits系)でギターを弾いているらしく教室がない時にもよく宿に遊びに来るアンナ(かわいい)の彼氏だった。二人は英語が話せるので音楽の話でちょっと盛り上がり、マキシマム・ザ・ホルモンやSEX MACHINEGUNSを聴かせてみたら好反応。

その後はメデジン市内の図書館で週一度開催されている日本語クラブに遊びに行く。日本語教師の女性の家にホームステイをしている女性が京都について発表していたのだが立ち見が出るくらいの盛況ぶりだった。

京都に長く住んでいたこともありプレゼン自体にそこまで新鮮味は無かったのだがもし自分がプレゼンするとしたら何について話すのだろうかとちょっと考える。

ぱっと思いついたのは日本のティーンたちの普通の生活について、自分が学生だったのが10年以上前なのでルーズソックスから紺のハイソックスへの切り替わりや夏の教室で男子がどれだけ女子のワイシャツから透けるブラジャーに悶々としているかとか。観光ガイド的な話をするより食いつきは良さそうに思えるんだけどなあ。

プレゼンが終わる直前に雨が降り出した。激しい雨だ。図書館は中央に底のごく浅いプールを取り囲むように設計されていて、そのプールの水面が叩きつける雨のせいで水紋が生まれてはすぐに別の水紋にかき消されていく。雨から逃げてきたインラインスケートを履いた小さな女の子がプールの周りをぐるぐると走り始めた。

 

Metronomy – Love Letters

ポートフォリオに Santiago de Cuba の写真を追加しました。


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