ハバナへ戻る日。バスの時間まで余裕があるので近所のカフェテリアでハンバーガー的サンドイッチ、デザートにチョコアイスを食べてからバスターミナルに向かう。30分弱、バックパックを背負って一息に歩けるぎりぎりの距離だ。
バスに乗り込み後は後は寝るだけ。ただ自分の座席のリクライニングが壊れていて何も操作せずとも後ろに倒れる仕様になっていて、後ろの白人の太っちょおばさんはそれが気に入らないらしくたまに押したりパンチしてくるのには参った。いくら説明しても周りに諭されても理解してくれないのでそういう人なのだと諦め無視して眠る。
ハバナのビアスールのターミナルに到着してタクシーの客引きをスルーして通りに出る。大通りまで歩けばセントロに行くバスが拾えるはずなのだ。バスなら1ペソ、タクシーだと最低10CUC＝240ペソぐらいはかかりそう。そんなん当然歩きますがな。
終点で降りて再び徒歩でカサを目指す。昼休憩で寄ったカフェテリアのサンドイッチが高すぎで食べなかったので腹ぺこだ。「荷物を置いたらすぐにカツ丼」と頭の中で唱えながらカサに辿り着いた。
カサで支払いを済ませたら手持ちのCUCが心許なくなったのでカツ丼の前に両替所へ。手持ちのユーロと円を全て両替してさあ念願のカツ丼だと食堂へ行ったらまさかの本日営業終了の貼り紙、まじかよ。
もう一軒近所に日本食の食堂があったことを思い出してそちらに回る。おお、めっちゃ混んでるけど開いてるぜ。カツ丼大盛りを頼んで席が空くのを待っていると一組のカップルから「どこの国から来たの？」と質問されて日本と返すと彼らはめっちゃ嬉しそうな表情になった。
インド系の彼氏とドミニカ人の彼女の珍しい組み合わせな二人はスイス在住で現在ラウンドトリップの真っ最中。なるほど、道理でアウトドアウェアの着こなしが様になってるわけだと納得する。
最初に行ったのが日本で一番良かった国も日本、特に飯が最高だったらしい。だから毎日ここに来てるよと話す彼氏の右手には味噌汁が入ったお椀、こんなにはまってもらえると日本人の端くれとして自分も嬉しくなってしまった。桜の時期にまた日本を再訪する計画を立てているという彼らのためにも日本にホステルやゲストハウスがより一層普及することを祈る。
Letting Up Despite Great Faults – Our Young Noise
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