DAY 230 Drunk, Drunk.

昨夜、ホステルのテラスで煙草を吸っていると一人の男が煙草を一本くれないかと言ってきた。箱の中には煙草は一本しか残っていなかったがくれてやる、イランで買った安煙草だし部屋に変えればまだストックもあるし。

しばらくしてその男が紙袋を抱えて友人二人と自分がいるテーブルにやって来た。「こいつはいい奴なんだ。最後の一本をくれたんだぜ!」とビールを差し出してくる。そのまま彼らと飲み始め、午前一時にテラスが閉まると彼らが泊まっている個室に移動してまた飲んだ。

彼ら三人、仮に煙草を上げた奴を「紳士」として他の二人は髪型から「坊主」と「ツーブロック」とでもしておこう。紳士はトルコ人で他はオーストリア人、全員ウィーンの同じ大学に通っているらしい。

ツーブロックはしこたま酔っ払っていたらしく、ベッドで眠っていたと思ったら突然ベッドから降りてクローゼットの扉を開けた。そしておもむろに放尿開始、思わず「おいっ」と日本語で叫ぶ自分。坊主がキレてツーブロックをバスルームに叩き込み、何故かツーブロックも逆ギレしてバスルームの中のものを手当たり次第ぶん投げ始める。しばらくしてツーブロックが落ち着いたので「サトー、これからあいつを説教するからまた明日な」と酒宴はお開きになった。

夜が明けた。ベッドの上で目を覚ますと肌寒く、外から聞こえる雨音で起きる気が失せて二度寝を決め込んだ。昼過ぎに再び目を覚ましたが雨は止む気配は無く食べ物を買いに行く以外はひたすらホステルに篭って夜を迎えた。

テラスで再びオーストリア三人組と酒盛りが始まる。近くにいたドイツ人の女の子二人も巻き込んで盛り上がるがドイツ語とオーストリア語(似ているので結構通じるらしい)がメインになったため内容はよくわからなくなる、がそんなのどうでもよかった。

夜が更けて例のごとくオーストリア部屋に移動した。ツーブロックは今日はそんなに飲んでいないから大丈夫そう。彼は英語がほぼ話せないが自分と目が合うとひたすらキャプテン翼の登場人物の名前を連呼してきてちょっと面白い。明日の夜も三人組はいるみたいだからまた一緒に飲んじゃうんだろうなあ。

 

Nosaj Thing – Snap


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