テイクアウトしてきたケバブをもぐもぐとテラスで食べていた。天気は晴れてはないが雨は降っていない、やっと観光に出かけられそうだと思っていたのに食後の一服を終える前に激しい雨音、そして雷鳴。勘弁してくれ、まるで雨季じゃないか。
日が暮れるまで雨は振ったり止んだりを繰り返した。暗くなってからやっと雨が止んだので恐る恐る海岸沿いへ。しかし寒い、イランはあんな暑かったのにいきなり季節が秋に変わってしまった。久しぶりにハーフパンツでうろうろできると思ってたのになあ。
小雨が降ってきたのでいきつけになりつつあるケバブ屋で晩飯をテイクアウトしてホステルへ。テラスに上がるとオーストリア三人組が昨日買いすぎたビールを飲んでいたのでその輪に加わった。
だらだらと飲んでいるとホステルのオーナーの男性がやって来た。ビールを振る舞いながら「このホステルすごくいいね、とても気に入ってるよ」と皆が口を揃えて言うと彼はこう答えた。
「ありがとう。ここを初めてから自分でも驚いていることなんだけど、こういうホステルに来るような旅行者はまるで自分の家みたいにくつろぐよね。到着した途端に荷物をそこらへんに放り出してここ(テラス)でのんびりしてさ。それに普通のホテルだったら旅行者同士の会話なんてロビーで挨拶くらいだけどここでは昔からの友達みたいに話してる。こういうのいいよね」
そういえば昨日も一昨日も騒がしくしてしまったことを思い出しごめんねと謝ると「大丈夫。よっぽどひどくない限りこっちからは干渉しないよ」と寛容でありがたいお言葉。あなたのような人たちのおかげで自分はここまでやってこれてます、ありがとう。
Phish – Dirt
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