12時ちょうどに大使館に行ってパスポートを受け取った。ミッション・コンプリート、なんだか嬉しくて貼られたイランビザを何度も眺めてにやにやしてしまう。
昼過ぎということもあってクタイシ経由トビリシ行きのマルシュの乗客が集まるまでかなり待たされた。煙草を何本か灰にしたところでやっと出発。クタイシの駅からバスに乗って噴水広場で降り、坂道をえっちらおっちら上がってそこらへんのおっさんに目的地の場所を聞いたら連れて行ってくれた。
スリコの家、たぶん日本人旅行者の間でクタイシと言えば真っ先に上がる名前だろう。自分も「楽しいから行ったほうがいいよ」と薦められて来た。門を開けるとメディコばあちゃんが出迎えてくれる。
荷物を置いたらすぐに夕食の時間になり、自分を含めた日本人三人とアメリカ人のシェイという男が食卓についた。残念ながら今日はスリコの爺さんは登場しない日らしい。メディコが音頭を取って家族に感謝し、乾杯。
グラスに入ったワインが少しでも減ったらすぐにシェイが注ぎ足してくれ、必然的に飲むペースはずっと早いままだ。いい感じで酔っ払っているところにメディコがチャチャというきつい蒸留酒を持ってきてとどめを刺された。あれ、ここに長居しちゃう予感がぷんぷんするぞ。
Caribou – Hannibal
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