DAY 181 The unexpected visitors in morning

もっと寝ていたかったのに朝っぱらから部屋の外が騒がしかった。ドアを開けると揃いの黄色いTシャツを着た若者たちがぞろぞろと廊下をうろついている。どこかのスポーツチームの集団らしかった。

少ししてホテルのスタッフがドアをノックして「別室の日本人の部屋に数時間だけ移動してくれないか」と頼まれた。さっきの集団のための部屋が足りないらしい。その日本人旅行者の彼とはビシュケクから断続的に一緒になっており知らない仲ではないし、面倒だったが荷物を移動させた。

再び部屋が空くまで観光に出かけることにする。とは言っても絶対に見たいところがあるわけでもない、サマルカンドも結局ぶらぶらするだけで終わってしまったし。とりあえずちょっと離れたところにある廟へ向かう。暑い中ちょっと迷子になりながら廟に辿り着いたのに入口に鍵がかかっていて、周りに管理人らしき人物も見当たらず結局外観を眺めるだけで終わってしまった。

バザールに寄ってからホテルに戻るとスポーツチームの監督とコーチらしき男たちが中庭のテーブルで昼食を食べていた。手招きされたので同席して話を聞くと彼らはウズベキスタン国内サッカーリーグの二部に所属するタシケントのチームだった。昨日の夜に車でタシケントを出発して夜通し走って今朝ブハラに到着し、夜に試合に備えて選手たちを少し仮眠させるためにこのホテルに来たらしい。

自分が日本から来たと話すと監督の男は「ガンバ!アントラーズ!」と叫んだ。おお、意外と知名度あるじゃんかJリーグ。今日の試合はどこでやるのか聞くとホテルの近くにあるでかいスタジアムではなく車で30分の距離の近くの町で開催されるらしい。残念、近かったら観に行きたかったのに。試合終了後にはまた夜通し走ってタシケントに戻るというタフな彼らの健闘を祈る。

 

System 7 – Positive Noise


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です