DAY 182 Nothing Part 1

朝食を食べてエアコンできんきんに冷えた部屋に戻った。出かけるなら暑くなる前だなとぼんやりしているといつの間にか眠っていて、再び目覚めた時にはもう太陽は真上に昇っていた。

完全にやる気が失せた。しかし何もしなくても困ったことに腹は減るのでハンバーガーの看板が多いラビハウズ周辺ではわりと珍しいローカル料理を出すカフェに飯を食いに出かける。歩き始めて5分もしないうちに汗が吹き出した。

ちょうど昼の忙しい時間帯が終わったようで客は自分一人だった。ぶどう入りのプロフとチャイを頼む。レーズンだったら一個一個取り除いていかないと絶対に食べられないがぶどうならまだ大丈夫。ああ、そういえば小学校の給食でレーズンパンが出た時は半泣きで食べていたなあ。今は給食を残しても怒られないそうで羨ましい限り。

プロフを食べ終えてもポットの中のチャイはまだじゅうぶんに熱く、冷ましながら少しずつ飲んでいるだけでは中身が空になるまでまだまだかかりどうだ。止まったはずの汗がまた額に滲んでいるのがわかる。エアコンが恋しい、もう部屋に戻ろう。何もしたくないしできないしするつもりもない。

 

Ashra – 77 Slightly Delayed


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