DAY 121 Everything Changes.

飛行機の中ではなかなか寝付けなかった。瞼を閉じるのを諦めて目の前の液晶モニターで面白そうな映画を探しているとパルプのドキュメンタリー映画のところで手が止まり結局エンドロールまで観てしまった。おばちゃんたちがコモン・ピープルを合唱している場面が飛行機を降りるまでずっと頭の中に残っていた。

 

空港からメトロの駅に向かうバスは全く揺れなかった。地下鉄と路面電車を乗り継いで予約していたホステルに到着し、トイレットペーパーが流せることとシャワーの水圧の強さにヨーロッパに来たことをしみじみと実感した。

 

金曜日の夜は賑やかで楽しいと聞いたのでホステルの管理人の二人と一緒にぶらつくことにした。外に出るともう夜の9時のはずなのにまだ空はうっすらと明るかった。古い建物にや壁の小洒落たグラフィティにいちいち感激しながら夜の街をうろつき廃墟バーで生ビールを飲む。

帰り道にもう一杯飲もうということになり地元の人間ご用達のバーに立ち寄り飲み物を買うためにカウンターに並んでいる時に後ろにいた陽気な二人の酔っぱらいと仲良くなった。最低アルコール度50はあるパーリンカを一人三杯ずつ奢ってもらい店を出る頃にはリアル千鳥足だった。

楽しすぎる、ブダペスト楽しすぎるぞ。5泊の予定だったが絶対に延泊間違いなしだ。酒も安い、煙草に寛容、治安もいい、宿の居心地もいいときたらもう長居しない理由がない。しばらくはゆらゆらと、そしてだらだらすることを決めた。

 

 

Pulp – Common People


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