DAY 120 Why I came to Ethiopia?

牌をじゃらじゃらしてたら夜は明け、エチオピア最後の日になっていた。ピアッサのホテルに戻ったらチェックアウトまであと三時間、最大音量にしたアラームをセットしてベッドに倒れこむ。徹夜明けで意識が落ちる直前ってすっごいとろけて気持ち悪さと紙一重の気持ち良さ。

エチオピア。実際に来てみてコーヒーやラスタ、インジェラ、ダナキルなどいろいろな魅力や特色があることを知った。そもそも何故この国に来ようと思ったのだろう?治安の良さやルート的なことを抜きにして考えてみるときっかけになったのは奥田民生のとある曲だ。その大好きな曲の終盤にエチオピアと歌う(というより叫ぶ)ところがありずっと気になっていたのだ。その曲が好きで本当によかったと今しみじみと思う。おかげでエチオピアに来れました、と。

48番のバスに2ブル払って乗車した。窓から外を眺めていると何度も誰かと目が合い、表情だけで合図をするとその誰かも表情だけで合図を返してくれた。

 

ドバイに向かうエミレーツの飛行機の中はとてもとても快適だった。隣の席の山羊肉の買い付けに来ていたレバノン人のおっちゃんが何故かバナナをくれた。バナナと機内食を食べてすっかり満腹になって眠り、起きる頃にはもう着陸寸前で窓から光で溢れるドバイの街が見えた。飛行機が滑走路に着陸すると目の前のモニターには夜9時、外の気温は37度と表示されていた。

 

奥田民生 – CUSTOM


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