DAY 101 How to learn “Thanks ” of Ethiopia.

アムハラ語に苦戦している。サラーム(こんにちは)はすぐに覚えることができたがありがとうが難しい。何度も教えてもらっているのにすぐに忘れてしまう。

加えて“なんとなくそれっぽい”言葉に置き換えてしまう無自覚かつ悪い癖が余計に自分で自分を混乱させている。昨日は「ハヤフレット」というところに行くミニバスを拾うために歩いていたのだが、どこに行くのか?と聞かれて咄嗟に出てきたのが「ヒヤリハット」だった。なんじゃそりゃ。

さらについさっきまでヒヤリハットをドラえもんのひみつ道具だと思い込んでいた。ヒラリマント的な語感に見事に惑わされ、自分の頭の中では大山のぶ代ボイスで「ヒヤリハットー」と再生されていた。重大な災害や事故に繋がってもおかしくない事例の発見…という意味合いのわりと大事な用語だなんてこれっぽちも知らなかった。

大学受験は世界史を選択したくらい昔はカタカナ語の記憶に自信があったのにいつからこんなに覚えられなくなったのだろう?今はカタカナで4文字以上になるともう覚えるのが難しくなる。アムハラ語のありがとうはアムセグナーロで7文字なので余裕でアウト、今日一日だけで両手両足の指を全部使って数えても足りないくらい間違い続けてしまった。

でも大丈夫、何人いるかわからないがアムセグナーロが覚えられない人たちに朗報だ。まるっと覚えられないならば分割して覚えたらよろしい。

「アム/セグ/ナーロ」、こうやって区切っただけで覚えられる人もいるかもしれないが自分には無理だった。なのでここでアム、セグから連想するものを探したらいい感じに韻まで踏んじゃう二つの言葉を発見した。アムウェイ、セグウェイ。

「アムウェイ・セグウェイ・アムセグナーロ」、騙されたと思って実際に発音してみてほしい。繰り返して発音すると覚えやすいだけでなくなんだか楽しくなってくる組み合わせだ。最後の放置されているナーロは勢いでなんとかなるはず。

個人的には「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」と肩を並べてもおかしくないくらいの完成度だという気がしているが、完全に気のせいだと自分でも思います。

 

岡村靖幸 – ビバナミダ


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