DAY 102 Return to the summer

プロペラ機はバハルダールが近づくにつれて大きく揺れた。車輪が出て着陸態勢に入ってからずっと外を見ていたが、見渡す限り広がっている赤茶けた大地のどこに滑走路があるのか全然わからなかった。

空港の建物から出て乗り合いのミニバスを探そうと歩き始めたのだが暑い。前後に背負ったバックパックの重さに耐えかねて「ただで乗っけてやるよ」と自分の横を通り過ぎていくたびに声をかけてくるホテルの送迎バスの一台に乗せてもらうことにした。

連れて行かれた先は事前に伝えていた予算では泊まれなそうなホテルだった。案内された部屋は意外と悪くなく、WiFiもいい感じで繋がったのでとりあえず一泊することに。おそらく窓から名物の湖が見えないのが安い理由なのだろう。

夕方近くになって外に出た。暖かい気候やリゾートっぽい土地柄のせいもあるのだろうが雰囲気がアディスアベバとは全然違う。なんというかからからとしていて、物乞いの人々ですらそう見えた。

 

808 State – Jerusahat


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