DAY 090 Smoking Strangers

これといって予定がない日、二日目。午前中に近くのATMでルワンダ・フランを補充して受付でもう二泊することを伝えて支払いを済ませる。今いる宿は煙草を吸うのにちょっと手間がかかるのと入口前にいつもいる男たちが若干鬱陶しいのを除けば居心地は悪くない。

朝食代わりにクレストを一本飲んだだけで昼を過ぎ、さすがに腹が減ってきた。いつもの食堂もちょっと飽きてきたしどうせ夜に行くのでちょっと遠出してみるかと外でバイクタクシーを拾う。

キガリタワーで降りてセキュリティチェックを受け中に入り二階のフードコートへ。ちょっと高めのピザの味は不味くないが美味くもなく、インドのハンピで食べたマルゲリータほどの喜びはなかった。

キガリタワーはちょっとした丘の上にあってなんとなく山の手といった雰囲気があり歩いている人々もこざっぱりしていた。下り坂を歩いているとカフェを見つけたのでコーヒーでも飲もうかと思ったが意外と高く、結局またクレストを注文してまだ日も高いのにビールを飲んでるおっさんたちとしばし談笑。

カフェを出てすぐの場所が見晴らしがよく煙草を吸っても大丈夫そうだったので咥えて火を点けると後ろから声を掛けられた。振り返るとカフェの隣のペンキ屋の前に座っていた赤いツナギを来た男が立っていて、その指先で煙草くれよのジェスチャー。

一本渡してやると男はほっぽり出してきた自分の店のほうを気にしながら火を点けた。男はルワンダ後で何か喋りかけてきたがこちらが理解出来ないとわかると自分と同じように柵にもたれて黙って煙を吐く。英語が通じなくてよかった、このシチュエーションで言葉は完全に蛇足だった。

 

Abakus- We Need Those Papers


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