DAY 070 Nothing to do in airport.

ドバイ行きの飛行機の出発時刻まであと7時間、すでに空港にいる。空港の警備は厳重で、まず建物の中に入る時にボディチェックがあった。そして今はチェックイン・カウンターと入口との間にある待合ロビーにいる。

可能ならばさっさとチェックインして中のラウンジでまったりしたいのだが、カタカタと回る掲示板に自分の便が表示されていないのでしばらくは無理そうだ。

宿から空港まではバスを乗り継いできた。スリランカでトゥクトゥクに乗ったのは結局一回だけだ。トゥクトゥクを使えばもう少し遅い時間に空港に来ることも出来たのだけれど久々にエアコンが効いたところでのんびりしたかった。

こうやって空港で待っていると去年の夏に上海でニューヨーク行きの飛行機に乗り継ぐために一晩夜を明かしたことを思い出す。バックパックの他にスーツケースを引きずって、意味もなく2つのターミナルを往復したりして時計の針が進むのを待った。何のあてもなくニューヨークに行くということもありずっと少しの緊張と不安を感じていた。

隣にいる年配の女性が話しかけてきたがあまり英語が通じない。とりあえずお互い暇なので片言の英語と身振り手振りでなんとかコミュニケーションをとる。見せてくれたチケットはサウジアラビアのダンマーム行きだった。

煙草を吸いたいけどこのエリアに喫煙所はなさそうだ。中に入ればあるのだろうか。隣にいた女性はチェックイン・カウンターのほうに歩いていった。目の前のインフォメーションで喫煙所があるかと聞いたら外にしかないらしい。チェックイン可能になるまで最低でもあと3時間、先はまだ長い。

 

Clark – Suns Of Temper


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