ハウラー駅から乗った夜行列車はほぼ定刻通りプリー駅に到着した。改札口を抜けるまでに何人ものリクシャの客引きが声を掛けてきたが軽くあしらって外に出た。少し歩いてからオートリクシャを拾おうと歩き出すと一人の白人の若者がザックを背負って歩いているのが見えたが多分日本人宿には行かないだろうと思って声を掛けなかった。
少しして向こうも自分に気がついたらしく声を掛けてきた。自分が行くつもりの宿の名前を彼が発したので驚き、もしかしてと尋ねてみると彼は日米のハーフで札幌から来た大学生だった。いい加減歩くのにも疲れたので相場より少し高めの値段でオートリクシャを拾い宿へ向かう。コルカタに比べて明らかにクラクションの数も減り、心なしか音の大きさも小さく聞こえた。
宿に着いてチェックインを済ませ、ドミトリーのベッドに荷物を下ろすと朝食が運ばれてきた。そして他の宿泊客がこれからフリーで受けれるヨガのクラスがあると教えてくれたので一眠りせずに向かうことに。寝台で腰がパッキパキだったのもあるけど美人の先生だよって言われたら行かない理由がないですもん。Why not?ってやつです。
初めて体験するヨガは新鮮で面白く、同時に自分の身体のポンコツさも教えてくれた。腹の肉が邪魔だし曲がんねーし片足立ちはできねーし!とりあえずプリーにいる間は毎日来ることを決めた。美人の先生が二人もいるし。
宿に戻ってからは他の旅行者たちとだらだらと話し続け、いつの間にか日は暮れた。少し涼しくなった夕方に写真を撮りがてら散歩に行こうかと思ったけれど屋上からの眺めが気持ちよかったのでそれで満足。
夕食でインド初のカレーを食べ、今日は早めに寝ようとベッドに横になったのだが部屋のファンが壊れていて暑くて眠れない。窓を開けると蚊が入ってくるし、しょうがないので外の共有スペースで少し時間を潰して再び部屋へ。虫除けスプレーと蚊取り線香のダブルコンボでも効果は薄く、結局深夜3時半まで眠れずに蚊に血液を提供し続けた。あー、寝る前まではいい感じだったのに散々な結末の一日。Merde!
Daniel Johnston – I had lost my mind
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