DAY 184 A shower in the desert.

バザールでバックパックを背負ってタクシーを降りると客待ちしている運転手たちが群がってきた。一台のタクシーの近くにいた若い女の子が英語で「どこに行きたいの?」と話しかけてきてくれる。「ヒヴァかウルゲンチ、どっちでもいいよ」「私もウルゲンチ。こっちの車にしなさいよ」と比較的楽に車が決まる。

30分ほど待っておばちゃん二人が乗りこみ車は満員になって出発した。砂漠に飽きて眠り、起きてまた砂漠を眺める。予め買っておいた水のボトルはぬるいという言葉が示す温度を遥かに超えるくらい温まっておりとても開封する気になれず、途中で止まった売店で半分凍った水を改めて買った。

ここ最近は厄介者としか思っていない太陽が雲に隠れた。ちょっとは涼しくなるかなと期待していると遠くのほうで雷鳴。突然のにわか雨が降りだして車の窓は締め切られたが運転手がエアコンをつけてくれたおかげでむしろ快適になった。

ウルゲンチに到着。ヒヴァに行く前に駅の近くにあったチケットオフィスに寄ってコングラッドからカザフスタンのアクタウまでのチケットを購入した。アクタウに直行する電車は毎日運行していなかったためカザフスタンに向かうのは一週間以上先になってしまうが仕方ない。

ヒヴァの西門の前にあるゲストハウスにチェックインしたら気が抜けた。他の旅行者と話していたらいつの間にかどっぷりと日が暮れていて、カフェかレストランを探すのも面倒だったので近くのスーパーでポテトチップスを買って夕飯代わりに。まあいいや、一晩眠れば豪華だと噂の朝食が待っているはずだ。

 

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