病院の匂いはどこの国でも似たようなもので、楽しい気分になるようなものではないが安心感と少しの懐かさがある。建物はソ連が施工したらしく質実剛健とか合理的といった言葉が似合っていた。
ザンジバルの友人から紹介された方の家に昨日の夜から滞在させてもらっていて、今日はその方の勤務先の病院にある食堂に同じく滞在中の日本人旅行者と一緒に昼食を食べに来た。中庭にあるその食堂はテーブルと椅子のうえに日除けの傘が開いていて、そのままビーチに移設しても違和感はほとんどないだろう。
そこのメニューにはこちらの地方にしかない茶色いウガリがあり、味や食感が別物だと薦められた。一口食べてみるとあらびっくり、何が一緒に練りこまれているかは失念したがまるでよもぎ餅みたいで同じウガリとは思えないくらい美味かった。
食後に病棟を見学させてもらう。途中でお会いした婦長さんらしき女性にシカモという目上の人への挨拶を教わったりしながら階段をひーひーと10階まで上がり、ベランダに出ると病院自体が丘の上にあることもあってヴィクトリア湖を一望することが出来た。
夕方にはマーケットに行ったのだが、歩いているともうちょっと慣れてきた感のある単語が飛んできた。「パッキャオ!」、ザンジバル、ダルエスサラームに続いてここムワンザでも言われるのか。タンザニアではもう諦めたが次のルワンダでも言われ続けたらどうしようかな、ファイティングポーズからの左ストレートでも練習しとくか。
Mylo – Zenophile
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