DAY 042 Out of party season

ゴアのパナジに着いてバスを降りようとした瞬間に客引きたちに囲まれた。トランクに収納されていたメインバッグを担いでタクシー、バイク、ホテルなどの単語が飛び交う中を足早に立ち去る。近くに居たやる気のなさそうな客引きのおっさんに「ローカルバスどこで乗るん?」と聞いて指さされた方向に向かって歩いた。

バスターミナルらしい場所を見つけて中に入り、数人にマプサ行きのバスを尋ねてようやく乗車。ほぼ満席だったが最後列にいたおばあちゃんが詰めてくれたのでケツだけねじ込ませてもらう。しかし暑い。バスが発車するまでの10分ほどで両腕はサンオイルを塗りすぎたみたいに汗で光っていた。

バスが走りだして窓から気持ちのよい風が入ってきた。車窓から流れていく風景は今まで見てきたインドとは違ってドミノ・ピザなどの西洋系飲食店やキングフィッシャーなどの酒類の看板が目立ち、ゴアに来たと実感させるには十分だった。

マプサのバスターミナルに着いてすぐにアンジュナビーチ行きのバスに乗り換えた。車掌らしき男の合図で旅行者らしき乗客が一斉に降り、自分もプリーで会った人から薦められたゲストハウスへ。残念ながらWiFIのサービスはなかったが他は悪くなさそうだし、二泊分の料金を前払いしてチェックイン。シャワーを浴びるともう昼だったので昼食を取るためにビーチ方面へ。

海岸沿いに並ぶカフェやレストランは昼のかきいれ時だというのにほとんど客が入っていなかった。店番がどっか遊びに行っちゃってる土産物屋もちらほら。海が一望できるカウンター席があったレストランに入ってフライドライスを頼んだが味は平均点を少し下回っていてWiFiの接続もよくなかったので早々に退散する。

宿に戻ると満腹感からの眠気という鉄板の方程式が成立したためベッドにダイブする。夕方前に起きるとすぐ近くで宿の猫も昼寝していて、クリケットで遊ぶ子どもたちが無理やりワッシャッシャと起こすまで惰眠を貪っていた。

ラップトップを持って外出、悪くないチルアウトハウスを流していたカフェに入った。カップルが自分と入れ替わりで出て行って客は自分一人だけ。店の前の通りを人がバイクが通り過ぎて行くが外国人よりもインド人の姿のほうが多く、やはりパーティーの季節はもう終わったようだ。

でもこんな気が抜けたような雰囲気は嫌いじゃない。メインアクトの演奏が終了して人がいなくなったフロアを眺めるのは昔から好きだったし。あ、牛が物凄いスピードで走っていった。インドに来て走る牛を初めて見た。

 

Vision and Cirque Gitane – Santa Maria (Emporio Armani Caffe vol.1)


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