DAY 142 Chu Chu Train

電車でブラチスラバへ。平日だし席は空いているだろうと余裕ぶっこいていたら乗ろうと予定していたインターシティ(特急)がまさかの満席。一時間後の普通列車で行くことになった。

チケットに印刷されていた番号はボックス席のものだった。隣にはiPhone片手に友達とチャットや電話で忙しそうな女の子、対面には全身アウトドアウェアのカップルが座っていた。

カップルの彼氏の方は疲れているらしく目を閉じてうとうと。彼女はバックパックから雑誌を取り出し数独に熱中していたのだが、わからないところがあるらしく彼氏を起こした。

「ねえダーリン?」「むむむ、なんだいハニー?寝てしまっていたようだ、ごめんよ」「ここがわからなっちゃ」「ここはこう解くんだよハニー」「素敵ー!やっぱり私のダーリンは世界一だっちゃー」「HAHAHA、愛してるよマイスイートハニー」(友近となだぎ武のコント風に脳内意訳)

それだけなら仲良き事は美しき哉で終わるのだが、なんかそっから二人の愛が燃え上がっちゃったらしくすんごいキスの嵐。別に自分がガン見しているわけではなくて、チュッチュッという音がテンポよく聞こえてくるのだ。二人は途中の駅で降りるまでインターバルを置きつつずっとチュッチュチュッチュチュッチュチュッチュ。

ヨーロッパに入ってからはわりとよく見る光景なんだけど、至近距離でかつ逃げ場がない状態で見せつけられるとどう反応していいのかわからない。というか反応する必要なんてそもそもないのだが。

まあもし自分が時を止めるスタンド使いだったらマジックペンで二人の眉毛を両さんばりに繋げるくらいはするかもしれないが、考えるのはせいぜいその程度。我ながら大人になったものだ、友達と公園のベンチに座っていたカップルに向かって「アベック死ね!」と遠くから石を投げて逃げていた中学生時代と比べれば。

 

Toro y Moi – New Beat


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