DAY 084 I can’t get enough of sunset.

メインストリートやマーケットはカメラを出して歩くのはやめたほうがいけどこっちのローカルのほうなら歩けるよ、とアドバイスしてもらったので通り雨が過ぎ去るのを待って散歩に出かける。

昨日サンセットを見に行った丘からヴィクトリア湖に向かって伸びる下り坂を歩いた。ダルエスサラームでは一切カメラを出して歩かなかったので久しぶりに身軽で楽しいのだが、ザンジバルまでとは違い少し緊張していることを自覚する。

太陽はまだ十分高かった。追い抜く人すれ違う人のほとんどがフレンドリーで目が合えば声を掛けたり合図を送ってくれたりしてくれる。ただし自分以外の人々の両眼には手ぶらならともかくカメラをぶら下げて呑気に歩いている、しかも一目で明らかにストレンジャーだと見てわかる風貌の男が映っているのだ。

自意識過剰と言ってしまえばそれまでなんだけれど、ザンジバルの友人が教えてくれた沢木耕太郎の「恐れずに。しかし、気をつけて。」という言葉をふと思い出し反芻しながら歩いていた。散歩から帰る頃にはTシャツは汗びっしょりになっていて、売店で買ったタンガウィージーの炭酸が全身に沁みていく。

夕方になって少し遠くのヴィクトリア湖とムワンザの街が一望できる場所へ。ダラダラを降りてからしばらく歩き、大きな岩の上から見下ろす風景は沈みかけの太陽と相まって絶景という言葉だけでは全然足りない。今まで何度もサンセットを見てきたしこれからも何度も見るのだろうが、何度みても飽きないのが不思議だし同時に全然不思議じゃない。

 

相対性理論+渋谷慶一郎  – スカイライダーズ


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