kocorono

ずっと見たいと思っていたDVDをやっと見ることが出来た。bloodthirsty butchersのドキュメンタリー映画、「kocorono」。

ブッチャーズのライブに初めて行ったのは確か+/-と一緒にやっていたイベントだった。それから下北沢シェルターや十三ファンダンゴで彼らのワンマンを観に行った。シェルターの時は東京で出張に行った際に運良くブッチャーズのライブがあることを知り、開演ギリギリで駆け込んだらもう中は満員で入り口近くの階段になっている通路みたいなところから背伸びしながら観ていた記憶がある。

率直に言って、演奏はかっこいいけど歌はあんまり上手くないなというのが第一印象。でも曲が進んでいくうちに知らず知らず引き込まれていき、ギターをぶん回すようにかき鳴らしながら汗まみれでがなるように歌う吉村秀樹から目が離せなくなっていた。それからブッチャーズのCDが出るたびにチェックして、過去の作品も追っていきファンになった。

何故そこまでブッチャーズに惹かれるのだろう?彼らと同じで自分もまた、北の雪が降る海沿いの土地で生まれたという共通点も影響しているように思う。楽曲に直接的な北の表現がある訳ではないが、根っこのほうで揺さぶられてしまう一因になっている気がする。留萌の雪と海が出てきた場面を見ながらそんなことを考えていた。

映画の中で吉村秀樹が話す際、生きるという言葉を何度か使っていた。今となってはいろんな意味を持つような言葉に聞こえてしまってしょうがなく、10年くらい後で自分が完全に中年になった頃に同じくもっとオッサンになったブッチャーズのライブを観ることが出来ないのがただただ悲しい。


ocean/bloodthirsty butchers


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