DAY 315 The silecnce around the fire.

夜にスペイン語学校でアクティビティがあるよと先生に言われた。前回のクリスマスを祝う夕食会と違って今夜のやつは食事などはないので参加費無料、どうやらマヤの新年を祝うイベントらしい。フエゴと言っていたからおそらく火を使う系か。

日が暮れて学校に集まった先生も生徒も中庭のぽっかり空いたスペースを囲むようにして座った。そしておそらく校長だろう老人が喋り始め、横で一人の先生が英語で老人の言葉を訳し始める。宇宙、自然、繋がり、そういったことを話す。

ある程度レクチャーが終わると全員にロウソクが日本配られた。そして中央に皆がロウソクを置いてキャンプファイヤーの土台のような形に積み上がる。火が点けられた。

枯れ木や炭を燃やすと煙がもうもうと立ち込めるのだがロウソクを何本も燃やしても煙はほとんど立たなかった。おかげで炎を遮るものは何もなくとてもクリアーに、一度も同じ形になることなく炎がその形をゆらゆらと変えていくのが見える。校長がマヤ語で何か文言を唱えているが訳されないので意味を理解することは出来ずにただの音として耳に入ってくるが決して耳障りではない。ずっとずっと、炎を見つめている。

 

Gui Boratto – Manifesto


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