「音楽に寄っていく」という言葉が聞こえた瞬間にはっとさせられた。目の前のピアニストとヴァイオリニストの二人にとって音楽とは寄っていく、あるいは近づいていくものなのだと。
自分にとって音楽はただ受け取るもので、聴いて浴びていい気持ちになって時に踊る。しかしそこに距離は無く、というか距離が存在することすら気付いていなかったしこれからも本質的な意味でわかることはないのだろう。
リスト音楽院の練習室の窓はずっと開け放たれたままで、途中で耳が肥えた一匹の蝿が迷いこんできたが満足するまで聴いたら出て行った。
ピアニストとヴァイオリニストのお二人、連れてきてくれたプロデューサーの男性に心から感謝したい。この空間この時間に居合わせることが出来て本当に幸せだった。
Aufgang – Good Generation
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