DAY 098 Eyes

キブイエからキガリに戻るバスでは助手席を確保した。景色が見たいとか車酔い防止の為ではなく、足元の空間が広いので大きなメインバッグを足元に置けるからだ。ただし、ガイジンが助手席に座っているとすごく目立つ。

バスは結構なスピード(気分は頭文字Dに近かった)を出しているのにも関わらずすれ違ったり追い越す度に大人にも子供にもよく目が合った。そして笑って手を振ってくれたり、サムズアップしてきたり、表情を変えず睨みつけるだけだったり。キガリまでちょっとは眠ろうと思っていたのに結局ずっと起きて外を見ていた。

 

一週間ぶりのニャブゴゴ・バスターミナルの喧騒は懐かしくすらあった。人口が少なくて静かなキブイエから来たので余計にそう感じたのかもしれない。キガリにいた時毎日通った食堂でスペシャル・オムレツを食べてからバイクタクシーを拾い空港へ。

重たいメインバッグを背負ってタンデムシートに座るのはなかなか刺激的な体験だった。下り坂は楽なのだが上り坂になると重心が後ろになるので腹に力を入れて踏ん張らないと落ちてしまいそうになる。ドライバーにしがみついてしまえば問題ないのだが、自分は気合と根性でシートの後ろを掴み続けた。だって男二人でしがみついたりしがみつかれたりしても誰も得しないのでね。

 

The Motet – Dig Deep


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