DAY 006 I don’t like the just only loud music.

またもや夜明け前に目が覚めた。とてもとても深い眠りだったので疲れはすっきりとれていて、まだ寝ている同室の人々を起こさぬよう静かにドアを開け外で一服。リビングの平らな台の上で念入りにストレッチをしているとスタッフのベトナム人の女性が起きてきた。7時からの朝食までには時間があるので自分のベッドに戻る。

7時ジャストでリビングに向かうと先に朝食を食べている先客がいた。その日本人女性曰く隠しメニューで15000KIPを払うとフルーツサラダを追加オーダーできるらしい。量も多くおすすめだというので試しに頼んでみるとバナナ、リンゴ、マンゴー、キウイみたいな小さな種が入った灰色っぽい果実がどっさり盛られて出てきたので大満足。

昨日通りを歩いていて見つけた代理店でバンビエン行きのバスチケットがちょっと安かったので購入していたので手早くパッキングを済ませ、一緒にバスに乗る仲良くなった日本人の若者と外のカウチでのんびり待つ。自分が使っていたベッドの上段にいたイングランドのウシーもやって来て彼も同じバスに乗ることがわかった。

ウシーはカンボジアで数年英語教師をしていて今はこれから向かうバンビエンでゲストハウスを手伝ったりしてるらしい。今回ヴィエンチャンに来たのはタイの病院に行った帰りという理由。両親がリバプール出身の彼はロンドンに家があるのにリバプールファンで、スタンリッジの躍進に喜びバロッテリの最近の復活に安堵しオーウェンを懐かしがっていた。

9:30にピックアップしにくると言っていたの30分過ぎてもバスはまだ来ない。今朝チェックインしていたイスラエルの青年が横に座りここにまでに周遊したインドのことを話してくれた。自分が行く予定の南部のおすすめはあるかと聞くとヴァタカナルの山から見るサンセットが絶景だと言い見せてくれた写真も素晴らしかった。お、おっさんがバンビエンと叫びながら小走りに走ってきた。

バンビエン行きのバスは満員で、隣の席に座っていた白人の男はバスが出発するとiPhoneを取り出しイヤホンをつけ熱心に見ている。ちらっと横目でみたら青いチェルシーのユニフォームと袖が白い臙脂のアーセナルのユニフォーム。おいおい今日はプレミアな日だなとどっちのファンか聞いてみたらアーセナルだと言う。前に座ってる同じ国出身のデカイあいつはリバプールのファンだぜと言ったらニヤリ。自分が日本から来たと言うとヴェンゲルがグランパスで監督やってたの知ってるぜとまたニヤリ。

途中立ち寄ったドライブインみたいな食堂で間違って女子トイレの個室で用を足してしまい、手洗いのところでおばちゃんからワーオと呆れられるハプニングもあったがバスは無事バンビエンに到着した。バスターミナルで中心部行きのマイクロバスに乗り換え、違う宿に行く日本人の若者と別れた。目を付けていた宿に空室があったので6泊の予定でチェックイン。

夜に日本人の彼と中心部の食堂で飯を食い、バスを降りてすぐにもらったフライヤーにハッピーアワーはドリンク一杯無料だ書いてあったバーへ入る。大音量で流れるEDMはひたすら居心地を悪くしてくれるだけで、スタッフに10000KIPで風船を買って膨らませないかと言われ何故と聞いたら酸欠でハッピーと返された時点でもうノックアウト。無料の一杯を飲み干し早々に退散してビリヤード台があるバー探しにぶらぶらと歩く。

品がない大音量の音楽が聞こえなくなるくらいまで離れた通りにあるバーにビリヤード台があるのを見かけていたのでそこに行くとなんとウシーとアーセナルがビリヤードで遊んでいた。HAHAHAと笑いながら再会を祝して日本対イングランドのビリヤードダブルス国際Aマッチが開催された。サッカーと同じく実力はイングランドが上で、善戦したもののあえなく敗北。いや、自分が下手くそだったから負けたわけじゃないっすよ。何個かポケットしたもん。単純にウシーが巧すぎたんです。

ウシーのカスタムしまくったHONDA CB400がアーセナルともう一人のイングランド人を乗せて3ケツで走り去るのを見送り我々も早々に解散した。この旅初めての個室に鎮座するクイーンサイズのベッドは倒れこんでもびくともせずとても頼もしかった。

 

Son Lux – Lost It To Trying

 


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