DAY 067 Some Little Mistakes

デジタル時計に表示された数字が信じられなかった。遅くとも数字が3桁のうちに自然と起きるだろうとたかをくくっていたのに目に飛び込んできたのは4桁の数字だった。やばい、チェックアウトは10時半なのに過ぎている。大急ぎでパッキングして外にいた宿のスタッフに謝ったら笑って許してくれて一安心。

ダンブッラ行きのバスに乗る前に昨夜行ったれレストランで腹ごしらえ。バナナ・ロティはちょっと生地が厚いチョコバナナクレープみたいな感じでなかなか美味い。そしてやって来たバスに乗り込んだのだがそのバスのスピードが異常に遅く、大きな通りに出るまでひたすら2速でとろとろ走っていてちょっと面食らった。

ダンブッラのバスターミナルに着いてクルネーガラ行きのインターシティバス(A/C付きでローカルバスより早い)を待つ。が、30分に1本走っているはずなのに待てど暮らせどバスは来ず1時間待って諦めてエアコンなしのローカルバスに乗った。幸い空いていたのでスリランカに来て初めて一度も席を立たなくてよかった。

クルネーガラに着くまでにスマホで宿を探したのだがよさそうな宿がなかなか見つからない。加えてあとスリランカに4泊すると思っていたのだがドバイ行きの飛行機が深夜発のため実際には3泊ということに気付いて少し悩む。小刻みに移動するのがめんどくさいということでクルネーガラでニゴンボ行きのバスに乗り換えることにした。

タイミング良くニゴンボ行きのインターシティバスが客待ちをしていたので乗り込む。車体がマイクロバスのため座席は少し窮屈だったが停車する回数がローカルバスに比べて格段に少ないのでスムーズにニゴンボに到着した。

だがバスを降りる時に予期しないアクシデントが発生。メインバッグを背負って外に出ようとした時に履いていたショートパンツの裾が金具に引っかかって右の太ももの裏にガリッとした感触。箇所が箇所だけに見えづらく、出血してるかどうかの確認は後回しにしてローカルバスに乗り込みビーチ付近のゲストハウスが集中しているエリアを目指した。

Mapを見ながら目的のゲストハウスのすぐ前でバスを降りたのだが周辺をぐるっと回ってもそれらしき建物が見つからない。すでに日は落ちていてわりと疲れていたので売店でラッシーを買ったついでに近くに居たおっさんに尋ねるも不発。住所を行ったらこの近くだからとりあえず北に歩けと言われとぼとぼと歩き出す。

100メートルほど歩いたら無事にゲストハウスが見つかり部屋も良かったのでチェックイン。荷物を置いて近くのレストランに入ってチーズソースのパスタを注文し、なんでさっきGoogleMapの地図が間違っていたんだろうと疑問に思いつつMapのゲストハウスレビューを見たら親切な誰かが「この地図間違っとるわ。北に150m歩け」と書いていたのを発見してがっくり。

まあ無事に見つかったのだからいいかと無理矢理自分を納得させていると注文したパスタが運ばれてきた。「ん、おれライスの単品なんて注文してないけど」と疑問に思いつつ白い物体が盛りつけられた白い皿を見ると、それは一切具が入っていないチーズソースだけを絡めたパスタだった。完全にミスチョイス。てっきり適当に野菜が入っていると思ったのにまさか炭水化物万歳ザ・アメリカ的パスタが出てくるとは。

味は美味くもなく不味くもなく、もやもやとした気分のまま完食して宿に戻って右太もものことを思い出した。恐る恐る鏡を見るとショートパンツに血のシミがばっちり付いていて気分はもやもやからがっくりに。ほんとにもう、なんだかなあ。

 

Adebisi Shank – Logdrum


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