DAY 356 A interview with Iron Man.

二度寝した結果、全く時間の余裕が無くなってしまった。急いで着替えてトランスミレニオに乗ってアメリカ大使館を目指す。駅を降りて大使館の入口に行ったらビザの申請は反対側だと言われて広い敷地の外周をぐるっと半周させられてしまった。

ライターの持ち込みは不可らしいので一服した後にその辺の植え込みにライターを置いて終わったらピックアップすることにしよう。予想通り厳重な荷物検査をパスして列に並ぶ。パスポートに貼られたバーコードと指紋をチェックされていよいよ面接へ。

面接の順番を待っている間に声を掛けられてびっくりした。声の主は先週ビザセンターでちょっと話した男だったのだが彼は軍服、しかも明らかに士官レベルのやつを着ていたからだ。この前はカジュアルだったから最初は全然気づかなかったよ。

分厚いガラス越し、受話器を耳に当てて面接スタート。担当してくれたのはアイアンマンでおなじみロバート・ダウニーJrそっくりな男で初っ端から「なんで日本人なのにビザ必要なんだい?」という質問から始まった。

「イラン行っちゃったんだよ」と答えた瞬間にロバートは苦笑い。そりゃそうだ、本国からのお達しとはいえいきなりだったからなあ。それからイランで行った場所や仕事や旅行資金などわりと念入りな質疑応答を終えて「OK。10日後までにはビザが出来上がるよ」と面接が終わった。よっしゃ。

ホテルに戻って荷造りとチェックアウトを済ませてキッチンで最後の料理、カレー作り。メデジンには夜行バスで向かう予定なので時間をたっぷりかけてじっくり玉ねぎとキャベツを炒める。ん、会心の出来だ。

さてメデジン、ボゴタよりも美女が多いと評判なメデジン、美女以外の目的は一切無いメデジン、明日の朝には待ってろメデジン。

 

Beach House – 10 mile stereo


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