昨日は宿を出る時間ギリギリまでパッキングをやり直した。かっこかわいい靴を二足も買っちゃったせいだ。財布を見に行ったのになんで靴を二足抱えて帰ってきちゃったのか、後悔は全く無いけれど使った金額のでかさを考えると呆けてしまう。でもしょうがない、人生には抗えない瞬間がごくたまにだが確実に存在するのだ。
通りに出てタクシーを拾っう。最後に乗ったのがいつだか思い出せないくらいだがさすがにこの荷物を全部抱えて30分歩くのは無理なので諦めてしまった。そしてカンクンからサンクリストバルに向かう時に乗り遅れたビジネスクラスのバスに乗り込む。さすがにゴージャス、でもWiFiが無いのがちょっと惜しかった。
20時間ほど快適な棺桶に揺られ昼過ぎにカンクンのバスターミナルに到着した。一ヶ月前にも泊まったゲストハウスにチェックインしてまずシャワーを浴びたのだが、昨日サンクリストバルで頭の横と後ろの髪を刈ってもらうついでに5ヶ月かけてもしゃもしゃ伸びた髭も刈ってもらったことを思い出す。
バックパックの奥底からカミソリを引っ張り出し出発してから初めて髭を刈るのではなく剃った。トゥルトゥルに仕上がってずっと足りていなかった清潔感とやらが少し出てきた気がする。うっし、キューバとコロンビアでモテる準備は完了。首を洗って待ってやがれ、ボニートなセニョリータたちよ。
Weezer – Tired of Sex
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