DAY 324 Rights, Duties, and Imaginations.

「ここに今まで泊まった人の中でいちばんきっちりしてますね」と管理人の男性から言われて驚く。自分は控えめに言ってきっちりという言葉とは程遠い人間だと思っていたからだ。一人暮らしをしていた時の部屋の散らかり具合はなかなかひどかったし(ここ数年でだいぶ改善された)、この旅行のルートだって説明するとしばしば「珍しい(あるいはおかしな)周り方してますね」と言われるくらいジグザグと行ったり来たりしている。

しかし自分がだらしないのは他人が関わらない個人的領分や領域に限定されると今更気づいた。部屋も旅行もあくまで自分一人のもので、誰かと関わったり共有することに関してはそこまでひどくないというか基本そつなくやっているしやろうとしている。

あとは職業からの影響も大きいかもしれない。最初に就職したのは接客業だったし、フリーランスで動くようになってからは仕事相手のことを意識するようになったからだ。そりゃそうだ、報酬を直接貰う代わりに責任も直接負っているんだもん。そういうのって普段の生活にも影響しそうだ。

ホステルやゲストハウスなどの安宿では共有スペースで過ごすことが多く、そういうところは大体ローカルルールが存在しているのでチェックインしたら真っ先に把握しておく。そして他の宿泊客が迷惑千万に振舞っていてもまず便乗しない。だって5つ星ホテルの防音ばっちりなスイートルームでするようなパーティーを安宿で勝手に乱雑にやっちゃうのってダサすぎるもの。

どれだけ気をつけていても知らず知らずのうちに誰かの迷惑になっていることはあるので全然完璧じゃない。でも想像力を働かせれば大体わかることばかりだ。そして他人と自分を置き換えて考えられない奴の多くはうんこ以下で自分はうんこと仲良くするほどイカれていない。でも何事も例外はあるもので、モテキの長澤まさみやCHVRCHESのボーカルみたいな女の子がうんこ以下の振る舞いをしても満面の笑みを浮かべて許しちゃう。

 

CHVRCHES – Recover


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