授業を終えて一旦ホテルに戻ってパスタを茹でた後メルカドの隣りにある広場へ。学校の先生が行った通りたくさんの(著作権ガン無視の)マスクマンが踊っているのをちょっと見物した後に坂を下って桟橋のほうへ。
どうせなら通ったとこない道を歩いてみるかと思ったのが不味かった。高台にいるので湖を目指せばいいとわかっているのになかなか下りの道が見つからない。桟橋はどんどん遠ざかっていくが特に急ぎの予定があるわけでもないし全く問題はなかった。
しばらく歩いてやっと脇道を見つけた。そして脇道を何度か曲がる犬を二匹お供に連れ一人の白人の爺さんを追い越す。その追い越しざま、あの曲が微かに聴こえてきた。どうやら爺さんの懐から鳴っている。
「ボブ・ディラン?」と声を掛けると彼は笑って頷いた。お決まりの自己紹介的なやり取りを済ませると爺さんは「君、日本人ならこれだな」と坂本九の声に変わる。スキヤキ!懐かしいメロディを聴きながら爺さんと二匹の犬と桟橋までゆっくりと歩いた。
Bob Dylan – Like a Rolling Stone
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