DAY 297 Dive to Green.

シェラ行きのシャトルバウスに乗るために5時半に起きる。昼間の暑さが嘘みたいに空気はきんきんに冷えていて震えながら煙草を吸って目を覚ました。

宿の管理人がわざわざ起きてコーヒーを淹れてくれてありがたい。昨日買っておいたドーナツ二個は一個しか食べられない、まだ胃が起きていない。6時半きっちりにチャイムが鳴らされまだ乗客が誰も居ないハイエースに乗り込んだ。

他の宿に寄ってアメリカ人とオーストリア人の女性二人をピックアップして出発。窓から見える朝の風景でちょっと珍しい光景、聖火リレーのように先端を燃やしたトーチを持ち揃いの衣装を着て走る人を何人も追い越していく。今日は何か祝日なのかもしれない。

国境に着いて出国、入国の手続きを呆気無く済ませた。乗り換えたもう一台のハイエースはひたすら東を目指して進む。山の中を、森の中をひたすら猛スピードで飛ばしていく。窓に映る色はひたすら緑色で、その緑は濃くなったり淡くなったりを繰り返しながら後ろに流れて消えいく。

 

Bloc Party – So Here We Are (Four Tet remix)


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