DAY 227 Where is a cardboard?

イスファハンに到着して夜行バスを降りると見覚えのない風景だった。ここ、北のバスターミナルじゃないぞ。Mapを開くと現在地は市街地からだいぶ離れた南のバスターミナルだった。

一番でかい北のバスターミナルに到着すると思い込んでいたのでしてやられた気分。バス一本でさくっとホステルまで行けるはずだったのになあ。タクシーに乗るほどリアルを持っていないので選択肢はバスのみ、ここにいてもしょうがないので適当にやって来たバスに乗り込んだ。

大きな交差点で降り何人かに尋ねて次のバスでホステルの前まで行くことに成功した。一度来たことのある街、宿はなんて落ち着くのだろう、勝手知ったるというやつか。そして一度目に来た時と同じように中庭にいると何人かの日本人旅行者にまた会った。

チェックインまでもう少し時間がかかりそうなのでエマーム広場のほうへ。郵便局で日本までの送料を聞いてゴールドバザールで両替を済ませ、とあるものを探しに日用品を扱っていそうな店を見て回る。

ヤズドで買った絵はザンジバルで買ったものと比べて大きいので筒状に丸めた状態で補強する必要がある。エアキャップで包むと強度に不安があるし、かといって丈夫な段ボールは曲がらないので向かないし。その結果思いついたのがボール紙だった。

根気良く歩き回って画材を取り扱う店が並ぶ通りを見つけたのだがケント紙や薄いアクリルはあってもボール紙は見当たらなかった。チェックイン出来る時間になっていたのでボール紙探しは一旦保留、宿に戻って洗濯など雑用を済ませて一眠り。

夕方、再び画材通りへ。もうケント紙を買って梱包しちゃうか。歩いていると朝シャッターが降りていた店が開いていたので中に入って紙の棚をチェックすると求めていた程よい硬さの手触り。よっしゃ、見つかった!

なんでこんなもん買ってんだこの外国人?と訝しげな店主に見送られてにやにやしながらホステルに戻る。いやあ、探せば見つかるもんですねえ。これで荷物を送る準備は完璧、心置きなくイランを後に出来そうだ。

 

Mungolian JetSet – A Blast of Loser


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