ナゴルノ・カラバフ、つい最近まで名前も聞いたことがなかった。行った旅行者の話によると人がよかった、アルメニア・ドラムが使える、廃墟がある、パスポートにナゴルノ・カラバフのビザが貼ってあるとアゼルバイジャンに入国拒否される、らしい。
国境ではパスポートを提示しただけで終わり、ひたすら眠っていたら首都ステパナケルトに到着した。ミニバスを降り、教えてもらったホームステイをやっているエミリアの家に向かう。大通りは意外にも栄えていてびっくり。
エミリアの家の扉を開けるとちょっとだけ英語が話せるエミーシュという女性が出迎えてくれた。部屋を見せてもらうと個室に案内された。うーん、エミーシュじゃなくてエミリアの家だったよなあ。それにドミトリーって聞いたんだけど、でもWiFiもばっちり繋がるし全く不満が無いのでここに決めた。
「昨日日本人が三人来なかった?」と聞いたらエミーシュは首を振った。後でわかったのだがエミーシュとエミリアの姉妹が一軒家を一階と二階に分けて経営していて、リダの家で会った三人の旅行者は二階のエミリアの家のドミトリーに宿泊していた。
夕方、街外れにある我らが山を見に行く。一人で歩いていると走っている車が止まり「乗れよ!」と声を掛けられたがそんなに遠くないので丁重に断った。市街地が終わると枯れた草原が広がっていて、夕暮れ時ということも合ってハードボイルドな雰囲気。小高い丘の上にある我らが山の石像はどこから見てもモアイの親戚にしか見えなかった。
Four Tet – Wing Body Wing
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