DAY 190 The time of Avant-Garde

「イラン行くんだったらアブダビ近いから来いよ、待ってるぞ!」と言うアミルを見送り、朝食を食べてから闇両替をするためにカリムとバザールへ。歩いている途中建築家のカリムは建設中のホテルを見て「こんなもの美学もセンスもありゃしない。安くて早いだけのメイド・イン・チャイナだ」と吐き捨てた。確かにどの建物もみな似たり寄ったりで彼が怒るのもわかる。

バザールから戻ってカリムのバイクが轟音を響かせながら出発するのを見送りすぐ近くのサヴィツキー美術館へ。ロシア・アバンギャルドの作品が多く収蔵されていることで有名で、自分はここに来るためにヌクスに来たと言っても過言ではなかった。

展示フロアに入ると客はほとんどおらず、暇だからなのか決まりだからなのかわからないが係員のおばちゃんがずっと後を付いてきて少しうっとうしい。展示の傾向としてはわりとしっかり絵画しているものが多く、自分の子身であるポップにデフォルメ化したり抽象化したりしている作品は少なかったのが少し残念だったが十分に楽しめた。

美術館から宿に戻るとユルタの中に新客の若い男がいた。今日は一人でユルタを独占できるかと思ってたのに、少々残念。フランス人のギヨームはこの後ムイナクに行きたいらしく、明日の朝自分がムイナク行きのバスに乗ると言ったら彼も明日一緒に行くことになった。

その後ポーランド人のマーティンがバイクでやってきて、ユルタは今夜も満員御礼。日が暮れてから昨日アミルと一緒に行ったカフェに二人を連れて行ったところ会計後に客や店のスタッフとの撮影会が始まった。もう慣れたよ、なんぼでもFacebookにでもTwitterにでもアップするがいいさー。

 

ゆらゆら帝国 – ラメのパンタロン


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