クラクフのバスターミナルからザコパネ行きのバスに乗った。バスが走りだしてしばらくすると窓から見える風景はクララが勢い強めに立っちゃいそうな感じに変わった。
ザコパネの町は夏はハイキング、冬はスキーで有名なリゾートらしいけどのんびりした静かなところだろうと考えていた。しかしバスから降りて予約したホステルがある中心部まで歩いている時にその考えは間違っていたことに気付かされる。あれ、なんだかお金がないと楽しめない雰囲気がぷんぷんするぞと。
ホステルにチェックインした後に受付の女の子に「高くないレストランとかスーパーとか教えて」と言うと「ザコパネは観光地だから大体ちょっと高いぜー」との返答。ああ、さっき感じた軽井沢感(行ったことないけど)は間違っていなかった。
メインストリートに出るとと歩いている観光客のほとんどが家族連れかカップルかグループで、自分の存在が明らかに浮いていることを実感してホステルを三泊で予約したことをもう後悔。ブダペストのホステルで「バガボンド」と「天使なんかじゃない」を読み耽ってしまい、本棚にずらりと並んでいた地球の歩き方を一度も開かずに情報収集を怠ったツケが回ってきてしまった。
日が暮れて近所の100gで3ズロチのビュッフェの店に入った。300gでも9ズロチぐらいだなと計算しながらテイクアウト用の容器に美味しそうな料理をガンガン盛りつけてレジの量りに乗せると表示された数字は700g、二度見しても三度見しても数字は変わらなかった。
財布の中の現金は20ズロチ、支払い額は21ズロチ。クレジットカード使用不可だったのでATMへダッシュするはめに。これは自業自得だったが、全体的になんだかなあな一日だった。
Tobacco – Self Tanner
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