DAY 135 The time a wish came true.

それまで滞在していたミックスドミトリーが今日は予約で一杯だったので違う部屋に移動した。ベッドが4台になって値段はちょっと高くなったが一泊だけのためにバックパックを担いで移動するほうが面倒だった。

移動した部屋には何度かキッチンで話したことのある韓国人の女の子が二段ベッドの上段で寝ていた。航空会社のCAの入社試験のためにヨーロッパに滞在しているらしい。

彼女は日本語も堪能で、会話は英語と日本語行ったり来たりしながら続いた。今はある会社の最終選考を終えて結果を待っていて、その結果が出るまでに時間があるので明日他の会社の試験を受けるそうだ。

 

午前二時、夜の旧市街をぶらついて帰ってくると韓国人の女の子の姿はなかった。他のベッドの韓国人の男の子もいなかったので二人で飲みに行っているのかな、でも明日が試験で早起きしなきゃいけないと言ってたよなあとぼんやり考えていたらいつの間にか眠っていた。

翌朝は9時ごろに目が覚めた。あれ、まだいる。「試験行かないの?」「最終選考受かってたのが昨日の夜わかった!」よかったよかった、めでたいめでたい。

 

okadada – Fictional Dawn


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