DAY 105 Under the big tree

となりのトトロに出てくるような木があるらしい。バハルダールから小一時間ほどミニバスに揺られて小さな町で降り、街の中心部で昼食を取った後に歩き始めた。

住宅地を抜けると草原が広がっていた。遠目からでも日本人の集団は目立つらしく、小さな集落を通過する度に子どもたちが集団で駆け寄ってきて時々握手を求められた。

やがて草原の中にぽつんと立つ一本の大きな木が見えた。どうやらバオバブの木らしく、近づいていく途中で誰かが気になる木のCMの歌を歌い出す。そりゃそうだ、誰も歌わなかったら自分が歌っていただろう。

わりと長い時間歩いてきたので木の下で少し休憩。晴れていたはずの空はだいぶ暗くなっていて雨が来る前に引き返すことにして出発したのだが時すでに遅し、進行方向に雨の境目が見えて間もなく通り雨に襲われた。

雨は10分もしないうちに上がったのだが大地の赤土は水を含んでどろどろになった。サンダルだから気をつけなきゃと思っていたのに見事に足を滑らせ、履いていた生成り色のハーフパンツの右ケツ部分は漏らしたみたいに茶色に染まる。それからは自分のケツを見たおとなもこどももおねーさんにも笑われ続けた。

その後美味いさんぴん茶とサーターアンダギーをご馳走になったらまったりし過ぎて最終のミニバスを逃してしまったがヒッチハイクに成功してなんとかバハルダールに戻ってきた。そして現在深夜12時、何故か一昨日の夜と同じく麻雀牌をじゃらじゃらとかき回している。朝が来るまで終わる事のない麻雀を、としょうもない駄洒落を思いついてしまう程度にもう眠いです。

 

tofubeats – 朝が来るまで終わる事の無いダンスを


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