DAY 094 Sinking with Hymns.

町で昼食を取った帰りに近くの教会の横を通ると中から賛美歌が聞こえてきた。その横の家の庭では子どもたちが同じく賛美歌らしき歌を歌いながら輪になって踊っている。夕方散歩に出た時にもまだ教会では賛美歌が歌われて続けていた。

キブ湖の周りをあてどもなく歩く。向こうから歩いてくる若者の集団もまた皆で歌いながら歩いていた。しばらく歩くと大勢の軍人が訓練している場所が少し先に見え、彼らはカメラにうるさいのでそこで引き返す。再び教会まで戻ってくると賛美歌は止んでいた。

とまあ今日は賛美歌をいたるところで聞いたというだけの一日。こんな感じであと数日が続きそうな気がする。

誰が最初に沈没という言葉を使い始めたのだろう?確かに今自分はゆっくりと静かに沈んでいる。水面を目指して足をバタバタさせているわけでもなくただ沈むに身を任せている。時期が来れば浮かび上がらなければならないとわかってはいる。だがこの妙に落ち着く、落ち着きすぎる感覚に抗うのはとても難しい。

 

相対性理論 – バーモント・キッス


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