DAY 076 Sunny, Ugali, Sunny

昨日の雨が嘘のようによく晴れた一日。午前中は友人が教えている写真のクラスを見学しに行った。授業が始まるまでに少し時間があり、若い男の生徒にカメラを貸してそこらへんをスナップしていく後ろをついていく。カメラを構える姿がさまになっていて、撮影した画像もなかなかよかったので彼の将来が少し楽しみになった。

授業が終わってから地元の人しか行かない食堂にウガリを食べに行く。穀物の粉で練り上げられたウガリの評判は散々で、決して不味いわけではないが全然美味しくない。というか味がないらしい。

ザンジバルに到着してから食べたものが全部美味しかったので正直気は進まなかったが食べないわけにはいかない、いわば通過儀礼。運ばれてきたウガリの見た目は大きな肉まんみたいで、とりあえず適当に千切って軽くこねてから口に放り込んだ。

何度か噛んでみて飲み込み、ウガリというものをなんとなく理解した。聞いていた通り全然味がしないのはともかくとして、歯ごたえや弾力やコシといった要素が全くなかった。一緒に出てきた野菜の煮込みと一緒に食べてみても絶妙なハーモニーとは程遠い壊滅的な不協和音といった感じ。結局7割ほど食べたところでギブアップ。

ウガリの洗礼を終えて一番大きい郵便局に日本までのEMSの送料を聞きに行き、その帰り道にカラフルな観覧車が目に入った。それはテーマパークではなく昔ながらの遊園地だったが週末のみ営業だったので中には入れず。外から柵越しに中を覗くと止まったままの遊具が突き刺すような日差しの中で微動だにせずじっと週末を待っていた。

 

Youth Lagoon – Afternoon


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