DAY 075 Waiting for the rain to stop, over and over.

昼前にダラダラに乗って空港の2階にあるオマーン航空のオフィスへ。案の定空港の中に入るまでにたらい回しにされたがこれは想定内。ドアをノックして中に入ると若い男性の職員一人しかおらず、「3時にロストバゲージ担当の職員が来るからまた来てくれ」と言われてこれは想定外。

初日の夜に空港に行ってロストバゲージした荷物をピックアップし、翌日に友人宅の近くにあったオマーン航空のオフィスに行ったら空港のオフィスに行けと言われて来たらこの仕打。ロストバゲージが原因で使ったお金なんて日本円にしたら正直大した額じゃない。しかしこのままでは終われない気持ちが強いのでまた午後に来ることにした。

ストーン・タウンまで戻ると小雨が降り始めていた。この前行ったローカルにしてはちょっと高いが美味いレストランで昼食を取っていると外から聞こえる雨音は強まってやがて土砂降りに。追加でコーヒーを頼んで雨が止むのを待ち、一時間半ほど待ってようやく外に出ることができた。

郵便局に行って日本への小包の送料を調べ、ついでに初日に友人が案内してくれた土産物屋の中で気になっていた店を再訪した。ハンドメイドのサンダル屋でレザーの色で悩んでいるとまた雨が降り出して、買ったあともそのまま小一時間ほど雨宿りさせてもらう。

小降りになったタイミングでもう一軒のちょっと小洒落たTシャツ屋に駆け込み一目惚れしていたTシャツを購入。店員のおねーさんの頭を覆っているヒジャブの柄と素材がとても素敵で、おねーさん本人もかわいかったので「そのヒジャブ綺麗ですね。おねーさんも綺麗だし、一枚撮らせてもらえんやろか?」と駄目元で言ったらオッケーしてくれたので心の中で長渕ばりにセイヤッと叫んでしまった。

雨に濡れないようにTシャツの中にカメラを入れてバススタンドまで走る。再び空港行きのダラダラに乗り込んだのだが空港に着く頃には土砂降りになっていて、待合所に屋根があったのでまた雨宿り。30分ほど待っても雨は一向に弱まらず、オフィスの営業時間が心配になってきたので思い切って走って外に出たものの雨脚はむしろ次第に強くなっていき、空港の駐車場のゲートの屋根の下で心が折れた。

しばらくしてから覚悟を決め、ずぶ濡れになりながらダッシュして空港の入口に辿り着いた。オフィスに行くと午前中に居なかった女性が応対してくれ、これまでの経緯を出来る限り不憫に見えるように話すと規定の金額を補償してくれることになりミッションコンプリート。冷静に時間と労力を考えたら全然割りにあわないのだろうが何はともあれ目的は達成できた。

空港の入口で本日何度目か数えたくもない雨宿りという名の足止めを一時間ほどくらってからバス乗り場でタウン行きのダラダラを待った。もう後はタウンで晩飯を食ったら一日が終わりだと安堵していたのにダラダラに乗車出来たのは一時間後だった。今日はひたすらひたすら待ちの一日也。

 

スピッツ – 冷たい頬


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