DAY 055 Too Hot To Walk

昨夜の雨が嘘のように空は青かった。夜にホスペットからマイソール行きのバスに乗る以外の予定はないが、この40度近い暑さの中で外を歩く気になれず飯を食べに行くか近所の売店に瓶のジュースを買いに行くくらいでひたすら時間が経つのを待つ。

あまりにもやることがないので4時くらいにふらふらと歩いてみたが、元気な旅行者と牛や山羊以外の生き物は大体日陰でのんびりかぐったりとしていた。自分も早々に心が折れて30分もしないうちに宿に逃げ帰る。

外にある椅子に座って扇風機に当たっているとトランペットや太鼓など吹奏楽のマーチングバンドみたいな音が聞こえて来た。カメラだけ持って音のするほうに行くと何人かの男が楽器を持って演奏していて野次馬を引き連れて歩いていた。

どうやら明日の朝に寺院で結婚式があるらしく、その告知も兼ねて宣伝して歩いているらしい。お前も来いよと誘ってもらったが今夜ハンピを発つので残念ながら参加は無理そうだ。

売店でマウンテン・デューの小瓶を買って宿に戻る。昨日一緒にマータンガ・ヒルにサンセットを見に行った女性に屋上でヨガをしようと誘われたのでもう少し涼しくなったら太陽礼拝をしに行かねば。

しかし毎度毎度のことだがこの町を離れて移動するのが本当に面倒だ。名残惜しさを感じさせるくらい楽しめたことの証明でもあるが、今はただ億劫でしかない。やれやれ。

 

Four Tet – Sing


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