DAY 046 I can’t hear many sounds of horns.

市街地を歩いていると人だかりが見えた。近づいてみると中心には一台の車があり、その黒いBMWは未来のスーパーカー風にごてごてと赤いパーツで改造されていてナンバーを付けていない。もしやと思い周囲を見渡すと大きなカメラを荷台に積んだピックアップトラックが遠くに駐車していて、どうやら映画の撮影が行われているらしかった。

木陰に座って周りの人々に尋ねると今は撮影の準備の真っ最中で、関わっている大勢のスタッフの一人が「あれがディレクターで超有名だから写真撮っとけ」とか親切に教えてくれた。どうせなら撮影もちょっと見学してみたかったがまだ時間がかかりそうだったのでその場を離れ海の方に向かって歩き出す。

途中で見かけた映画館ではインド映画だけでなくハリウッド映画も上映していて、今はワイルド・スピード7が上映中だったので明日暇なら観に行ってみよう。英語が聞き取れなくてもカーアクションものならそれなりに楽しめそうだし。

海沿いの公園は日曜日ということもあってたくさんの家族連れやカップルが木陰でのんびりしていて、以前友人たちとピクニックに行った鶴見緑地公園を思い出させた。屋台で買ったアイスを食べながらぐるっと一周して公園を出て海沿いの道をまた歩いて市街地に戻る。

パナジに入ってからずっと小さな違和感があり、歩きながらずっと考えていた。そしてやっと違和感の正体に気づく。音だ。この街では鳴らされるクラクションの数が極端に少ないのだ。

普通インドのドライバーたちは二輪も四輪も関係なくちょっとしたことで(ちょっとしたことがなくても)すぐクラクションを鳴らす。二輪なんかはすぐにクラクションを鳴らせるように親指をボタンの上に置いてるんじゃないかと錯覚してしまう。

しかしパナジでは交通量がそんなに多くないこともあるのだろう、今日歩いていてクラクションの音をほとんど聞かなかった。一度だけ至近距離で鳴らされた時は油断していてビクッとしてしまったくらいだ。とはいっても日本と比べたら全然鳴らしてるほうだけどね。多分それがこの街に居心地の良さを感じる理由のひとつなんだろう。

 

Baths – Tourian Courtship


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