DAY 030 A white lie and Sank down with the sun

昨日の昼にヨガの先生のイメージ的な写真を撮影していたら宿の若頭的スタッフがおれも撮ってくれと言ってきたのでついでに何枚か撮影した。彼(見た目ごつくてまるでマフィアみたいで誰かが教えたヤクザという言葉を時々言ってくる)にFacebookで写真を送ったらわりに気に入ったらしく、その写真を見たらしい彼の上司である宿のボスが「おまえ写真上手らしいな。うちのホテルの外観も撮ってくれや」と頼んできた。建築写真はそこまで嫌いじゃないのでオッケーして、今日のヨガのクラスが終わった正午過ぎに撮影。

ギャラも発生しないし、手を抜くわけではないが気楽にシャッターを切っていく。玄関から始まって中庭、屋上を経てレセプションと祀られているジャガ神様を撮って終了。Lightroom 5は歪みの補正がそこそこ楽なので現像である程度直して明日渡すことにする。

 

気がつけば昼も結構過ぎていて、昨日ロビンから聞いたWiFiがまあまあ早いというレストランに向かう。大通り沿いにあると聞いていたので少し歩いたらすぐに見つかった。中に入るとひんやりとして気持ちが良く、教えてくれた当の本人は扇風機の真下にある一番居心地がよさげなテーブルにいたので相席させてもらう。

店員おすすめのベジタブルカレーはニンニクと玉ねぎを使用していない本格的なもので、一口食べた瞬間野菜だけでこんなに美味しく作れるのかと驚いた。今まで食べてきたカレーの中でもずば抜けておいしい。ただし米の量が多すぎたので最後はロビンに手伝ってもらい、食後にコーヒーを飲んであとは二人でネットの時間。

なんだかんだで3時間近く居座り続け、煙草を吸うために外に出た。屋外に置いてあるテーブルには男たちが集まってすごろく的なボードゲームに熱中していたので野次馬に加わる。一緒に見ていた店員からそのカメラは何ルピーだと聞かれ、レートの計算が面倒くさかったのもあって適当に20000ルピーだと答えたら彼は一瞬表情を失いその後なんとも言えない微笑みを浮かべた。

宿に戻ってロビーでネットをしていた日本人旅行者2人とお互いにデータの交換をしながらしばし雑談。しばらくして夕食を取りに帰るという彼らと別れて部屋に戻った。そして部屋に置いてあったのに一度も使っていないバスタオルと鍵だけ持って屋上に上がる。

 

屋上には獲物探しの合間に休憩している数羽のカラスしかいなかった。適当にバスタオルを引いて直立し、胸の前で合掌する。今日のクラスで太陽礼拝の流れはあらかた覚えることができたので先生おすすめの朝晩の空腹時に早速やってみた。

1セット目は呼吸と動作がうまく噛み合わなかったが2セット目以降になると徐々に流れるように身体が動く。照明をつけている建物はまだ少なく、夕暮れと夜のあいだにある時間の穏やかな空の色は言葉で形容することが出来ない。太陽礼拝を数セット続けた後はうろ覚えの戦士のポーズなどをいくつか試し、最後にシャバーサナ。もはや思考は不要だった。

 

Autre Ne Veut – A Lie


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