緊張の師走と弛緩の正月

急激に寒くなって、朝目覚めると部屋の中なのに息が白くなるような季節になって久しい。なんやかんやと12月になって仕事でもそれ以外でも慌ただしく、次々と目の前のやるべき事を淡々と時にバタバタとこなしていたらもう2013年は終わろうとしていた。年内の仕事を終えてあとは家に帰って帰省のための夜行バスに乗るだけたと思ったら最後の最後で文字通りのアクシデントに襲われたりしたけれど、どうにかこうにか実家に帰ることができた。

地元は年末年始にかけて例年よりも多少暖かく、しかしそのせいで普段なら雪が降るのに雨が頻繁に降ったりしたせいで外に出ようにも出れずだらだらと大晦日を迎えてしまった。去年までは友人の家で男だらけで集まってガキの使いの笑ってはいけないシリーズを見るのが恒例だったが実家においてリビングのTVのチャンネル権を強く主張することが出来ずに何年かぶりに紅白を見つつ、至極平和な形で新年を迎える。
実家では普段と違い黙っていても自分で作るより格段に豪華な料理が出てくるわ京都のマンションよりも何故か暖かいわで、ひたすら堕落とまではいえないが弛緩し続けることになった。ラップトップに一応突っ込んできた仕事のデータに手を付けることもなく弟の部屋から古谷実の新作を持ってきて読みふけったり。サルチネスは最近の古谷実にしては珍しくダークサイドに引っ張られすぎず笑えるギャグも適度にあってすごく面白かった。
帰路につく日、やっと空が晴れたのでぶらぶらと歩いて地元で一番初詣客が集まる神社へ。目につくもの全てがいちいち懐かったが、その中でも一番懐かしく、かつまだそのままの状態をキープしていてびっくりしたのが写真の建物のイラスト。おそらく結構な数の周辺の小中学生男子の性への目覚めの始まりとなったであろうこの女性は多少色褪せてはいたもの未だに健在で少し安心しました。
さて、初めて聴いたきのこ帝国が思わず前のめりになってしまうくらい鋭く良かったのでそろそろギアを入れていかないと。


きのこ帝国 – 海と花束


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です