ベルばら症候群以来

数年前、身体中に紅い発疹が広がったことがあった。最初は肩とかにちょろっと出たくらいなので「なんか出来てるなあ」ぐらいの気持ちだったのだが数日するとどんどん紅い発疹が身体を侵食していく様に広がっていき「うお、これがかの有名なジンマシンってやつ??」とちょっと変だと思い始め、さらに数日して一向に発疹が収まる気配がないので観念して皮膚科に向かった。

基本的に病院とは無縁な生活を送っているので診察室に呼ばれるまでは結これ実は結構ヤバめ?死に至る病?とビビっていたのだが、医者は自分の全身をサーッと軽く見るなりすぐに「あー、これベルばら症候群ですね」「ベルばら?」「ジベルばら色ひこうしん(粃糠疹)。原因はイマイチわかってないんだけど、1ヶ月もすればきれいに治りますよ」とあっさり診察終了。医者曰く「この軟膏あんまり効かないと思うけど塗らないよりマシだから」という軟膏を渡されたのでそれを塗り続けたら一ヶ月経たないうちにいつの間にか完治していた。

ちなみにこの病気はポピュラーらしくかかる人は割りと多いらしい。加えてネットで検索するとベルばら症候群と聞き間違えたり勝手に脳内変換してしまう人も少なからずいるという事実も判明した。でもベルばら症候群って名前からもう洒落にならないハンパねえ雰囲気なのでジベルのほうでよかった。その時以来久しぶりに今日皮膚科に行ってきたのでちょっと思い出したのだが、今回はただ脇腹の一部が乾燥してちょっと皮膚が弱ってるだけだからと30秒で診察終了って。大したことなくて喜べばいいのかどうなのか、そんな師走の月曜日。

写真は昼間出かけたときに遭遇したクラフトワークと同時期に活動してた伝説のテクノユニットっぽい名前の窓ガラス。「カーテン・シュータン」、もうビールとソーセージとバイエルン・ミュンヘンとラブ・パレードの匂いしか漂ってこない。


Kraftwerk: Radioactivity (No Nukes 2012, Tokio, Japan)


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です