イワンとラテン

昔、友人の家でそれぞれがiPodを持ち寄ってスピーカーに繋げて順番にフェイバリットな曲をかけていた時(いまだによくやるそれは音遊びなんて呼ばれている)、自分の曲を再生中ある人に「サトーくんはイワンだねえ」と言われた。それまでかかっていた曲はこんな感じ。


String Cheese Incident-Rollover

自分もString Cheese Incidentは好きだし、この曲もiTunesでレート星4つぐらいつけている。ただもう震えるぐらい、犬だったら嬉ションしちゃうぐらい好きかと言われたらちょっと違う。とても楽しい曲だし単純にテンションが上がるし、野外フェスなんかで聴いたらピョンピョンと飛び跳ねてしまうのは間違いないんだけど。ほんでその時「音楽版の最後の晩餐はこれっすねえ。死の間際意識がブラックアウトする瞬間聴いていたい」なんて言いながらかけたのがこれ。

65daysofstatic -The Major Cities of the World Are being Destroyed One by One by the Monsters

タイトルからしてあんまりハッピーな匂いはしない。”世界中の主要都市はモンスターによって1つずつ破壊されている”、いわゆる世界同時多発ゴジラテロ的光景なのでしょう。正味曲名は全然重要ではなくて、この曲を初めてCDを借りて聴いた時はもう延髄にRPGを打ち込まれたような衝撃でした。彼らのLIVEは単独公演とMETAMORPHOSEと2回ほど観に行ったがいまだこの曲は生で聴けていない。

まあこんな感じで上のラテン・ミュージックではないが総じて楽しげでテンションが上がるような曲及びそれが好きな人をラテン、下のようなわりと鬱々気味だったり静かだったりするような曲及びそれが好きな人をイワンと友人連中の間で呼ぶようになった。しかし心外なことにイワンはラテンに「暗いわー超暗いわー」と軽く揶揄されがちだ。でもしょうがないじゃない、好きなんだもの。ちなみに両者に共通するのは好きな曲を聴いているとニヤニヤするところ。

そんなイワンではあるが、別にイワンであることに拘っているわけでも禁欲主義や悲観主義なわけでもなくただそんなイワン的な曲が好きなだけだ。むしろラテンな感じに憧れすら持ってるぐらい。「南国大好き!ビーチで昼間っからビール飲みながらサングラスごしにビキニのねえちゃん眺めてえ!」というのは常に持ってたりする。


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